第3章:飼い主さんとのコミュニケーションも、トリマーの大切な仕事

わんこ

トリマーの仕事は、わんちゃんと向き合うだけではありません。

実はそれと同じくらい大切なのが、飼い主さんとのコミュニケーションです。

お預かりからお返しまで、たった数分の会話の中で、

私たちは信頼関係を築き、正確なカウンセリングをし、必要な情報を共有しています。

🗣「どんなふうに仕上げたいか」をしっかり聞く

カットスタイルはもちろん、「お手入れがしやすいようにしたい」「顔周りはふんわり残したい」など、

飼い主さんごとに好みや希望は様々です。

だからこそ、はじめのカウンセリングがとても大事

見本の写真を見ながら確認したり、普段のお手入れ状況を聞いたり、

「どうしてそのスタイルを希望されているのか?」という理由まで、丁寧にヒアリングするよう心がけています。

👀 小さな変化も、しっかりお伝えする

施術中に気づいたことは、なるべく細かく伝えるようにしています。

「耳の中が少し赤くなっていました」

「前足を触るのを嫌がっていたので、おうちで気にして見てあげてください」

「足を触っても平気になるように、おうちでもなでなでして慣れさせてください」

「今日はちょっとお腹がゆるかったです」など。

毎日一緒にいると、ちょっとした変化に気づきにくいこともあるので、

“第三者の目”でわんちゃんを見る私たちの報告は、とても大切だと思っています。

お客様の「気が付かなかったー。ありがとう」がとても嬉しかったりします。

🤝 距離感に合わせた「ちょうどいい関係性」

お客様との関係は、「友達」でも「上下関係」でもありません。

だけど、“わんちゃんを一緒に育てていくパートナー”という意識を持って、丁寧に接しています。

例えば、言いにくいことでも伝えなければいけない時――

「体がもつれてしまっているので、このままでは皮膚トラブルの原因になってしまいます」

そんな時は、決して責める口調ではなく、

「大丈夫です、今回は一度リセットカットして、これから少しずつ整えていきましょうね」と、前向きな伝え方を心がけます。

言いづらいことも、しゃべれないわんちゃんのため!と思って相談させていただくので、優しい気持ちで聞いてくれるとありがたいです。

🐾 わんちゃんの“通訳者”になる

わんちゃんは、言葉で「ここがかゆい」「この人こわい」と伝えることができません。

だからこそ、私たちがその表情や反応、動きからサインを読み取り、

それを飼い主さんに伝える“通訳者”になる必要があります。

「今日はリラックスして、顔まわりもスムーズにできました」

「ちょっと緊張してたけど、おやつで落ち着いてくれましたよ」

そういう情報を伝えることで、飼い主さんとわんちゃんの絆を深めるお手伝いができると信じています。

次回は「人気犬種別!カットのポイントやお手入れのコツ」について書いていく予定です✂️

トリマーの視点から見た犬種ごとの特徴や、カットスタイルのポイントなどをお伝えします♪

この記事を書いた人
3mama-wan

こんにちは! 三姉妹のママで、ドッググルーマー(歴約20年)とし て仕事をしているらむねママです。子どもた ちとの賑やかな毎日を楽しみながら、ペット たちの健康と美しさをサポートしています。
このブログでは、子育てやわんこのトリミングのヒン ト、日常の小さな幸せをシェアしていきま す。どうぞよろしくお願いします!

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