トリミングサロンに来てくれるわんちゃんたちには、犬種ごとに「毛質」や「性格」「お手入れのしやすさ」など、さまざまな特徴があります。
ここでは、特にサロンでの来店が多い人気犬種について、カットスタイルやおうちでのお手入れのコツを紹介していきます。
まず、前提として犬には二つの毛質がいます。
「毛が抜けるーダブルコートの子」ダックス、チワワ、柴犬、、、 シャンプーコースでOK!全身のカットは必須ではない。
「毛が抜けないーシングルコートの子」プードル、マルチーズ、シーズー、、、 毛が伸び続ける!人間の髪の毛のように。カットが必要。
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🐩 プードル(トイプードル)
✂️ サロンケア・カットのポイント
プードルは毛がくるくると巻いていて伸び続ける犬種なので、定期的なトリミングが必須です。原則4週に1回。
可愛いテディベアカットが人気ですが、足元スッキリ・顔はふんわりなど、カスタマイズも自由自在。
毛玉になりやすいので、**もつれやすい箇所(耳の後ろ・ワキ・内股)**は特に注意しています。
🧴 お家お手入れのコツ
毎日のブラッシングがとても大事!
ブラシとコームの2種類を使って、優しく毛の根元までとかしてあげてください。
月1回のペースでトリミングに来ていただく必要があり、見た目も快適さもキープできます。皮膚の清潔を守るためにも重要です。
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🐶 チワワ・ダックスフンド(ロングコート)
✂️ サロンケアのポイント
チワワやダックスはトリミング不要と思われがちですが、お尻や足回りのカットで清潔感UP!
毛が柔らかく絡まりやすい子もいるので、シャンプーコースでもしっかりケアしてあげるのがおすすめです。
🧴 お家お手入れのコツ
毛玉になりやすい耳の裏やお腹まわりを、優しくブラッシング。
ドライヤーの風が苦手な子も多いので、音の小さいものやタオルドライとの併用がおすすめです。
換毛期(春・秋)は特に毛が抜けやすくなるので、**レイキング(抜け毛処理)**を取り入れると◎。
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🐕 柴犬
✂️ サロンケアのポイント
基本的にはシャンプーコースのみで、毛はカットせずに自然な状態を保ちます。
でも抜け毛が多いので、ブラッシングとレイキングをしっかり行うことでスッキリします。余分なアンダーコートをしっかり抜くことで通気
シャンプーが苦手な子が多いので、リラックスできる環境づくり・定期的な来店で飼い主以外の人のお手入れにも慣れることがとても大切です。
🧴 お家お手入れのコツ
おうちでは換毛期にブラッシングをしっかり。
シャンプーは月1〜2回くらいのペースで。皮膚の状態を見ながら、刺激の少ないシャンプーを選ぶのが◎
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🐕 ポメラニアン
✂️ サロンケアカットのポイント
ふわふわの被毛が魅力のポメちゃん。最近は「柴犬カット」や「まんまるカット」が人気ですが、本来は毛を短くしすぎないほうが良い犬種でもあります。なかには、毛が生えて来なくなる子もいるので注意が必要です。
皮膚がデリケートな子も多いので、毛量を調整しつつ、見た目が可愛く、でも負担の少ない仕上がりを意識しています。
🧴 お家お手入れのコツ
換毛期(春・秋)は特に毛が抜けやすくなるので、**レイキング(抜け毛処理)**を取り入れると◎。
おうちでは週2〜3回のブラッシングを目安に。毛が多くブラッシングしづらい犬種なので定期的な来店で毛玉になる前に予防しましょう。
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✨ その子に合わせたケアが一番大事
毛が抜ける、抜けないに関わらず、どんな子でも4週に一度はサロンに行く必要があります。
おうちだけではケアしきれていないことが多いのです。汚れが落ちきれていなく皮膚病になっちゃう子、毛玉に気づいていなく痛い思いをしてる子。それと、お家の人が必死にピリピリやっているとそれが伝わって、嫌がるようになっちゃう子が多いのも事実です。4週に一度、プロに見てもらって聞く機会があるなんていいでしょ?
同じ犬種でも、わんちゃんによって毛質や性格は本当にさまざま。
「この子にとってどんなケアが合っているか?」を見極めて、その子らしさを活かしたスタイル作りを心がけています。
飼い主さんがおうちでお手入れしやすくなるように、ちょっとしたアドバイスも一緒に伝えるようにしています♪
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次回は「サロン選びで失敗しないためのポイント」についてご紹介します。
どんなトリミングサロンを選べば安心?チェックすべきポイントは?
プロ目線で解説します✨

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